iPhoneの新機種iPhone8/8 PlusとiPhoneXが発表され、iPhone8とiPhone8 Plusの販売が開始されました(iPhoneXの発売開始は11月3日です)。
本来ならiPhone7s/7s Plusだったはずなのに、7s/7 Plusはスキップして登場した8/8 Plus、そして、iPhone販売10周年を記念したプレミアムバージョンとして登場した「X(テン)」。
いつもなら、サイズとストレージ容量、そして本体のカラーで選べばよかったのに、今回は「X」の登場でどのiPhoneを選べばいいか悩ましくなりました。
今回は、最新機種で新たに採用された技術を取り上げ、購入するに際に気になるポイントについて紹介します。
iPhone7/7 PlusからiPhone8/8 Plus、iPhoneXへの進化ポイント
新しいiPhoneが出るとどのくらい進化したかということが話題になりますが、最新のiPhone8/8 Plus、iPhoneXは従来のiPhone7/7 Plusからどのくらい進化したのでしょうか?
デザイン
まずは見た目のデザインですが、iPhone8/8 Plusの基本的なデザインはiPhone7/7 Plusから大きく変わっていまぜんが、背面の素材がアルミニウムからガラスに変更されました。
出展:iPhone 8・iPhone 8 Plus | au
iPhoneXのデザインは、前面がほぼすべてディスプレイになっており、ホームボタンが無くなっています。iPhoneXの背面にもガラスが採用されています。
出展:au iPhoneX
また、側面のフレームはiPhone8/iPhone8 Plusがアルミニウム、iPhoneXではステンレススチールを採用しています。
このように、デザイン面ではiPhone7/7 PlusからiPhone8/8 Plusでは大きくは変わりませんが、iPhoneXはホームボタンを廃止して、前面がほぼすべてディスプレイ化しているところが大きな進化となっています。
ワイヤレス充電
次に、iPhone8/iPhone8 Plus、iPhoneXでは、充電方法にワイヤレス充電を採用しています。
背面の素材をガラスにしているのは、ワイヤレス充電に対応させるためのようです。
True Toneディスプレイの採用
続いて、iPhone8/8 Plus、iPhoneXでは、ディスプレイにTrue Toneを採用しております。
True Toneディスプレイとは、周囲の光に合わせてディスプレイの色と明度を自動的に適応させるという技術です。
例えば、日中の屋外と室内では明るさが違いますが、その明るさの違いによってディスプレイを最適な状態に適応させるというものです。
すでに、iPad Proには搭載されている技術ですが、iPhoneに搭載されるのははじめてになります。
カメラの進化は?
なお、気になるポイントとして、カメラ機能がありますが、iPhone7/7 PlusとiPhone8/8 Plus、そして、iPhoneXではフロントカメラの画素数は1,200万画素、F値(広角)は1.8、フロントカメラの画素数は700万画素、F値2.2で同じです。iPhone7 Plusにある光学ズームはiPhone8 PlusとiPhoneXでも採用されています。
カメラの細かい設定は進化しているようですが、スマホカメラの機能としては、iPhone7/7 Plusでも十分高いものを持っていたので、もしも、それ以上の機能を求めるならデジカメにした方がよいというレベルです。
iPhone7/7 PlusとiPhone8/8 Plus、iPhoneXのスペック表
iPhone7/7 PlusからiPhone8/8 Plus、そして、iPhoneXへの気になる進化のポイントを下記のスペック表にまとめました。
iPhoneX | iPhone8 | iPhone7 | iPhone8 Plus | iPhone7 Plus | |
---|---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 5.8インチ 2,436 x 1,125(458ppi) True Toneディスプレイ | 4.7インチ 1,334 x 750(326ppi) True Toneディスプレイ | 4.7インチ 1,334 x 750(326ppi) | 5.5インチ 1,920 x 1,080(401ppi) True Toneディスプレイ | 5.5インチ 1,920 x 1,080(401ppi) |
チップ | A11/M11 | A11/M11 | A10/M10 | A11/M11 | A10/M10 |
ワイヤレス・高速充電 | ワイヤレス充電 高速充電に対応 (30分で最大50%充電) | ワイヤレス充電 高速充電に対応 (30分で最大50%充電) | – | ワイヤレス充電 高速充電に対応 (30分で最大50%充電) | – |
セキュア認証 | Face ID(顔認証) | Touch ID(指紋認証) | Touch ID(指紋認証) | Touch ID(指紋認証) | Touch ID(指紋認証) |
リアカメラ | 1,200万画素 広角:F値1.8 望遠:F値2.4 | 1,200万画素 F値1.8 | 1,200万画素 F値1.8 | 1,200万画素 広角:F値1.8 望遠:F値2.8 | 1,200万画素 広角:F値1.8 望遠:F値2.8 |
フロントカメラ | 700万画素 F値2.2 | 700万画素 F値2.2 | 700万画素 F値2.2 | 700万画素 F値2.2 | 700万画素 F値2.2 |
幅 | 70.9mm | 67.3mm | 67.1mm | 78.1mm | 77.9 mm |
高さ | 143.6mm | 138.4mm | 138.3mm | 158.4mm | 158.2mm |
厚さ | 7.7mm | 7.3mm | 7.1mm | 7.5mm | 7.3mm |
重さ | 174g | 148g | 138g | 202g | 188g |
ストレージ容量 | 64GB・256GB | 64GB・256GB | 32GB・128GB | 64GB・256GB | 32GB・128GB |
iPhone8/8 PlusとiPhoneX、どれを選ぶか?
今回の記事を書くにあたって、iPhone8/8 PlusとiPhoneXを調べてみました。これまでiPhoneを選ぶときはサイズとストレージ容量、そして本体のカラーで選べばよかったのですが、フラッグシップモデルとなるiPhoneXの登場で選ぶのが難しくなりましたね。
もしもあなたがiPhone7またはiPhone7 Plusユーザーであるとしたならば、iPhone8/8 Plusに機種変更をするのは得策ではないかもしれません。
それでも、iPhone7またはiPhone7 Plusユーザーが機種変更するならばiPhoneX一択だと思います。
なぜなら、iPhone7またはiPhone7 Plusから機種変更するということは、かなりのマニアか新し物好きだと思うからです。
iPhoneのフラッグシップモデルとなるiPhoneXでなければ満足できないのではないでしょうか。
あなたが、iPhone7またはiPhone7 Plusユーザーではない場合、機種変更するならば、とても迷うことになると思います。
実際にショップで実機に触ってから決めるようにしましょう。
Plusは思っている以上に大きいと感じるかもしれません。
その上で、好みのカラーを選び、ストレージ容量を決めればいいと思います。
カラー
iPhone8/8 PlusとiPhoneXの本体カラーですが、iPhone7/7 Plusにあったブラックとジェットブラックはありません。
iPhone8/8 Plusはシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3色、iPhoneXはシルバー、スペースグレイの2色の展開です。
本体カラーは実機で確認するのが一番です。
ストレージ容量
iPhoneを購入するときにストレージ容量をどうするかは悩ましいポイントですね。
でも、iPhone8/8 PlusとiPhoneXのストレージ容量は、それぞれ64GBと256GBの2種類しかありません。
選択の余地は少ないですね。
iPhoneは購入後にストレージ容量を増やすことはできませんが、はじめてiPhoneを購入するならば64GBで十分です。
しかし、あなたが現在もiPhoneユーザーであるならば、慎重に選びたいところです。
いま使っているiPhoneのストレージ容量が32GB以下で、それでもだいぶ余っていて、これからもいままでと同じような使い方をするならば64GBでいいと思います。
いまの機種が64GB以上の場合で、ストレージ容量に不安があるならば、256GBを選ぶしかありません。
データ容量が不安だと安心して使えませんので仕方ないですね。
最後に
現在iPhone7を使っている私は機種変更しないつもりです。
理由は、今年の1月にiPhone7に機種変更したばかりということが大きいですが、iPhoneXを含めて、iPhone8とiPhone8 PlusはiPhone7から機種変更するには魅力をあまり感じないためです。
iPhone7でも私には十分過ぎる機能があり、今は買い替える意味も感じません。
まあ、お金に余裕があればいつも最新機種を使いたいという気持ちはありますが、そこまで余裕はないということが最大の理由です。
au、ドコモ、ソフトバンクユーザーで機種変更のタイミングと合致しているならば、今回の記事を参考にしていただけますと幸いです。