今年は訪れが早いような気がします。
まだ1月だというのに・・・。
いつもは、2月の中旬から下旬にかけての晴れた風の強い日を境にやってきます。
呼んでもいないのに・・・。
私の場合は、まず目がかゆくなり、目をこすってしまうと目元に付着していたと思われるあいつが、鼻の方に降りてくるみたいです。
そうすると、今度は花がムズムズしてきて
「ハックション!!!」
花粉症の季節のはじまりです。
そもそも花粉症ってどんな症状が出るの?
今、日本人の4人に1人は花粉症だといわれています。
これだけ多いと国民病といってもいいかもしれませんね。
花粉症は、スギやヒノキ、シラカンバなどの花粉によってくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー症状がでる病気です。
中でもスギは代表的なものなので、花粉症といえば「スギ花粉症」という感じに捉えられている場合が多いようです。
でも、スギは北海道や沖縄にはほとんど生えていないため、スギ花粉症はありません。
うらやましいですね。
その一方で北海道ではシラカンバによる花粉症の患者が多いようなので、花粉の種類による地域差はいろいろあるようです。
他にも、有名どころではブタクサやヨモギなども花粉症の原因にあげられています。
これら花粉の飛散時期でしが、日本列島は北から南に長いので、地域による気候の違いから花粉の飛散する時期もだいぶ時間差があることを知っておいた方がいいですね。
また、1月にも飛んでいる花粉はあるようです。
花粉カレンダーと花粉観測システムで花粉の飛散を事前に知って対策しよう!
これだけ花粉症がメジャーになると、あらゆるところで花粉の情報が調べられます。
たとえば、日本全国の花粉の飛散時期を調べるために「花粉カレンダー」というものもたくさんあります。
製薬会社のものが多いようですが、代表的なものは下記のようなものです。
参考:花粉の時期はいつから・いつまで?~花粉カレンダー~|アレルギー専用鼻炎薬 – アレジオン【エスエス製薬】
また、実際の花粉飛散状況を地図と表、グラフでみることができるというサイトもあります。
環境省のサイトですが、それによると花粉飛散データは、観測地点から自動送信されており、毎時35分頃にホームページを更新しているそうです。
このシステムの愛称は「はなこさん」というそうです。
愛称もそうですが、環境省花粉観測システムのページそのものが、親しみを覚える見た目になっています。
私と花粉症との長いつきあい
私はこの花粉によるアレルギー、特にスギ花粉が原因のアレルギー症状との付き合いが非常に長くて、すでに30年以上付き合ってます。
当時はまだ花粉症っていう言葉はなく、風邪ではなにのにくしゃみ、鼻水、鼻づまりという症状が出たので耳鼻科に行くと、「アレルギー性鼻炎」と診断されました。
その後は、冬から春にかけての季節の変わり目に発症するようになりました。
そして、だいぶ時間がたってからスギ花粉症とうものがテレビなどでも取り上げられるようになり、自分がスギ花粉症なんだと知ることができました。
その頃は、目のかゆみがあったかどうか忘れました、とにかく鼻水がタラタラ流れて困っていたことを覚えています。
耳鼻科でどんな薬を処方されたのかは忘れましたが、耳鼻科では鼻の中を洗浄する機械で洗浄されたのを覚えています。
鼻の中にチューブを入れて洗浄されるので、鼻水をたらしながら治療を受けていたことを覚えています。
それが嫌だったというのもありますが、数年は毎年アレルギー性鼻炎の時期に耳鼻科に通院していたのですが、そのうち面倒になり、市販の鼻炎薬ですませるようになりました。
花粉症による目のかゆみ
花粉症発症当初の私の症状は、鼻水と鼻づまりがおもなものだったのですが、しばらくすると目のかゆみにも悩まされるようになりました。
いつ頃かだったかは定かではないのですが、目がかゆくて眼科を受診したとき眼科医から「目にキズが付くから、目はこすっちゃダメ」といわれたことを覚えています。
そんなこといってもかゆくなったらこすっちゃいますよね。
でも、やはり目はこすると眼球にキズが入って、そこから感染症になる恐れもあるようです。また、視力の低下の原因にもなるようなので、目のこすり過ぎには注意しましょう。
私も大人になるにしたがって、花粉によるアレルギー症状で目がかゆいときでも目はなるべくこすらずに、目薬をさすようにしています。
最近ではアレルギー症状専用の目薬も多数でていますので、便利になりました。
そもそも花粉症ってなんでなるの?
花粉症になるのはおもにアレルギー体質の人ですが、花粉に接触したらすぐに花粉症の症状がでてくるわけではありません。
人が花粉に接触するたびに体内には「IgE抗体」というものが蓄積されていきます。
そして、この「IgE抗体」が体内である水準にまで蓄積されてはじめて発症の準備が
整った状態になります。
今は花粉症ではない人でも、「IgE抗体」が体内である一定水準を超えてしまうと
発症してしまいます。
花粉症の発症についてはコップの水に例えられることがありますが、
蛇口の下に空のコップを置いて水道水をポタポタと垂らしているとします。
水がコップいっぱいになると水はコップからあふれてきますよね。
このあふれた状態が、花粉症発症ということです。
花粉症になってしまったら心がけたい対策
花粉症にはならないのが一番いいですが、もしなってしまったらどうすればいいのでしょうか?
花粉症になってしまったら、まずは症状を軽くするための対策を取りましょう。
花粉症は体内に花粉が入ってしまうことによって発症するので、なるべく花粉を体内に取り込まない工夫が必要です。
花粉症の時期になると天気予報で花粉の飛散情報が流されるようになります。この情報は花粉症患者にとって貴重なものなので、しっかり情報を入手しましょう。
そして、花粉の飛散が多いときは、可能であれば外出は控えめに。どうしても外出しなければならない場合は、マスクをして鼻や口から花粉を吸いこむのをできるだけ防ぐことが基本です。
その上で、メガネやサングラスで目からの花粉の侵入を防ぎ、服装は花粉が付着しにくいポリエステル素材などサラサラしたものを着るようにしましょう。
帽子をかぶるのも効果があります。
外出から帰ってきたら今度は、家の中に花粉をできるだけ持ち込まないように、玄関に入る前に頭や服に付着した花粉をはらってから家の中に入るようにしましょう。
また、布団は外には干さないようにして、洗濯ものはできれば外には干さない方がいいのですが、無理なら取り込むときに花粉をはらうようにした方がいいです。
部屋の中では、窓はなるべく開けっ放しにはしないで、花粉を取ってくれる空気清浄機を設置すると効果があります。
民間療法による花粉症対策
効くか効かないかハッキリわかりませんが、これだけ花粉症の患者多いと、花粉症の時期になると毎年、いろいろな花粉対策グッズや「これが花粉症に効く!」なんて感じで取り上げられるものが出てきています。
例えば、甜茶。
お茶としてのむだけではなく、アメやサプリメントなども販売されています。
また、シソ料理や最近ではヨーグルトも花粉症に効果があるといわれています。
他にも様々なものが花粉症に効果があるように取り上げられていますが、いずれにしても、花粉症になってしまったら医者に行って、薬を処方してもらうのが一番効果とコストにいいです。
薬は薬局でも買えますが、医者でもらえる薬の方が新しく効果がある成分が入っていたり、眠くなりにくかったりします。
そして、なによりも安くおさまります。
長い付き合いになる花粉症ですので、上手に付き合えたらいいですね。
最後に
今回は、花粉症と花粉症対策について取り上げましたが、以下にまとめておきます。
- 花粉は地域によって飛ぶ時期と種類が異なる
- 花粉カレンダーと花粉観測システムで飛散時期を確認し、早めの対策を取る
- 花粉は体内になるべく取り込まないようにすることが大切
- マスク・メガネ・サングラス・帽子・花粉が付着しにくい衣服で対策をする
- 民間療法は絶対に効くとは限らない
- 花粉症薬は医者で処方してもらう方が安上がり
以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。