先日購入したMAMMUT(マムート)のSeon Transporter(セオン・トランスポーター)を1泊の出張ではじめて使いました。
これまでは出張時、荷物が多くても少なくても、1泊でもキャリーバッグとビジネスバッグを持つというスタイルでしたが、カバン2つ持ちは面倒で邪魔にもなるし、持つのも大変です。
なんとかひとつにしたいと思って購入したのでが、Seon Transporterでした。
Seon Transporterは、仕事道具を入れるスペースとクライミング道具を入れるスペースが完全に仕切られているというモデルです。
MAMMUTはスイスの登山用品製造ブランドであるため、クライミング道具を入れるスペースというコンセプトですが、このスペースに出張時に必要な着替え等を入れれば、ひとつのバッグで仕事道具と宿泊道具を入れることができます。
さらにSeon Transporterは本来リュックですが、縦でも横でも手持ちができるビジネスバッグでもあります。
移動時はリュックとして背負い、シチュエーションによっては横持ちすることができます。
まさに理想のビジネスバッグではないでしょうか。
今回は、1泊の出張ではじめてSeon Transporterを使いましたので、感想を交え、レビューしていきます。
Seon Transporter(セオン・トランスポーター)の特長
Seon Transporterの一番の特長は、「WORK」コンパートメントと「CLIMB」コンパートメントという形で、仕事道具を入れるスペースと製品コンセプト的にクライミング道具を入れるスペースが完全に仕切られているという点です。
出張では、「WORK」コンパートメントにはPCや資料等の仕事道具、「CLIMB」コンパートメントには着替え等の宿泊道具と完全に分けて入れることができることがとても便利です。
しかし、「CLIMB」コンパートメントには大きな持ち手つきジッパーがひとつしかなく、片方向にしか開かないので、宿泊道具だけを入れるなら好都合ですが、仕事道具も一緒に入れる場合は、ジッパーが2つあった方が開閉がしやすく、物の出し入れが行いやすいと感じています。
いまのところ私はSeon Transporterを宿泊を伴う出張専用として考えているので、この点は気になりません。
Seon Transporterでの出張の様子
Seon Transporterを使って1泊出張をしたときの様子を紹介します。
CLIMBコンパートメントの様子
CLIMBコンパートメントを開けた画像です。なかには宿泊道具を入れています。
着替えは透明のビニール2枚に分けて入れています。上の画像で見えているのは、Yシャツとハンカチです。その下に下着・靴下・フェイスタオル等を入れたビニールがあります。
右側下部のクライミング用シューズを入れるスペースには、シェーバー、ブラシ・ヘアスプレー・フェイスクリーム等が入ったポーチ、スマホの電源やケーブル類を入れたポーチを入れてます。
もう少し入りそうですが、あまり入れ過ぎるとかなり外側に膨らんでしまうので、このくらいが丁度いい感じです。
WORKコンパートメントの様子
WORKコンパートメントにはPCとPCの電源・ケーブル、ノート、資料を入れています。
クリアファイルに資料、PCの電源・ケーブルはポーチに入れており、PCとノートは画像では見えていませんが、PCスペースにPCを入れて、ノートはタブレットスペースに入れています。
向かって右側のメッシュのポケットにはなにも入れてませんが、ここにノートやPCの電源・ケーブルを入れると便利だと思います。
WORKコンパートメントはマチが浅いため、あまりたくさんのものは入りません。
特にPCの電源・ケーブルは場所を取るため、頻繁に使うのであればメッシュポケットに、あまり使わないのであればCLIMBコンパートメントに入れた方がいいでしょう。
今回の出張は工場見学とミーティングだけであったため、仕事の資料は少なめでしたので十分でしたが、場合によっては、CLIMBコンパートメントを使う必要がありそうです。
1泊の出張でも、営業で顧客をたくさん回ることがある場合等で、カタログや資料の営業ツールをたくさん持っていく必要がある場合はSeon Transporterひとつでは厳しいと感じました。
Seon Transporterの改良ポイントの感想と気になるところ
Seon Transporter購入時のレビューで不満点と改良ポイントについて紹介しました。
調整後のショルダーストラップのヒモの余りが長すぎることと、ショルダーストラップにチェストベルトが付いていないことでした。
改良したSeon Transporterを出張で使ってみた感想を紹介します。
調整後のショルダーストラップの余ったヒモの処理
調整後のショルダーストラップの余ったヒモは「ソロ・ツーリスト テープバンド」で処理しましたが、実際に使ってみて、その効果はてきめんでした。
余っていたヒモが床に伸びていましたが、それはなくなりました。
ショルダーストラップにチェストベルト装着
ショルダーストラップのチェストベルトは、背負ったときにつかうと効果があるものですが、それよりも私は、横持ちしたときに地面向かって垂れ下がるショルダーストラップの垂れ下がり防止のために「森製紐オリジナル チェストベルト」を装着しました。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、Seon Transporterを横で手持ちしたときのショルダーストラップの垂れ下がりは軽減できています。
後付けのチェストベルトは、完全に固定ができないため、ずれ落ちることがあるようですが、「森製紐オリジナル チェストベルト」はしっかり固定されて、今回の出張でずれ落ちることはありませんでした。
Seon Transporterの大きさ
容量 | 幅 | 高さ | マチ | 重量 |
---|---|---|---|---|
26L | 32cm | 52cm | 20.5cm | 1100g |
Seon Transporterのスペックで見ると高さが52cmあり、一般的なビジネスバッグと比べるとかなり長いバッグになります(Seon Transporterは本来リュックですので、高さと表記されていますが、横に持った場合は高さと表記されている数字が横幅になります)。
下の画像はSeon Transporterの上にMANHATTAN PASSAGE のェルオーガナイズド ブリーフケース #7010をのせて大きさを比較したものです。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、MANHATTAN PASSAGE のェルオーガナイズド ブリーフケース #7010の横幅は40cm、Seon Transporterの横幅は12㎝大きい52cmです。
ちなみにTUMI(トゥミ)のエクスパンダブル・オーガナイザー・コンピューター・ブリーフの横幅は40.5cmです。
Seon Transporterを横にして手持ちすると、かなり長いバッグという印象です。
また、電車で座ったときに膝の上に横にしては置くと、かなりはみ出してしまうので、縦置きしなければなりません。
Seon Transporterがもう少し短ければ、より完成度の高いビジネスバッグになると感じました。
最後に
Seon Transporterは、コンセプトとしては理想のビジネスバッグだと思いますが、ひとつのバッグですべてを詰め込もうとすると、あたり前ですがやはり限界があります。
また、もう少しサイズが短ければより使いやすいバッグになると感じています。
とは言っても、仕事道具と宿泊道具をひとつのバッグに分けて入れることができ、リュックとして背負うことも、縦でも横でも手持ちすることができるバッグは他にはそうそうないと思いますので、これからも使っていきたいと思っています。