ウォシュレツトは、最早日本においてはトイレになくてはならないものという認識を持っている方が多いことでしょう。
ウォシュレツトは、TOTOが販売する温水洗浄便座の商品名であり、パナソニックは、ビューティ・トワレ、LIXILは、シャワートイレという商品名で販売しています。
一般的にはTOTO製以外の温水洗浄便座を含めてウォシュレツトと呼ぶことが多い印象ですので、この記事でも温水洗浄便座=ウォシュレツトという形にしています。
今では、多くのコンビニや高速道路のサービスエリアのトイレにまでウォシュレツトがついているようになりました。
わが家にはじめてウォシュレツトをつけてから約30年。
私にとっては、ウォシュレツトがついていないトイレは考えられません。外出先でもウォシュレットがついていないトイレには入りません。というか、入れません。
旅行や出張のときは、ウォシュレツトの有無がホテルの最優先選択基準です。
いまのわが家には、TOTOウォシュレット KFシリーズの「TCF8PF22」を設置していますが、その前はTOTOウォシュレットのアプリコットをつけていました。
TOTOウォシュレット KFシリーズ「TCF8PF22」に買い替えて約2年が経ちますが、とても快適に使えています。
買い替えるときにはウォシュレットの機能をいろいろと調べました。
ウォシュレットには複数のシリーズがあり、その中でわが家に必要な機能と不要な機能、、私が個人的に欲しい機能等を決めてから機種を決めました。
わが家のTOTOウォシュレット KFシリーズ「TCF8PF22」は、購入当時は最新のものでしたが、その後リニューアルして、さらにブラッシュアップされています。
最新モデルは「TCF8GF33」です。
そんなウォシュレットですが、普段外出先で利用したウォシュレツトには、わが家のウォシュレツトにはついていない機能があったりします。
「こんな機能があったんだ!」と驚くものや、「この機能はあった方がよかったかな?」というものもあります。
今回は、ウォシュレット使用歴30年の私が、ウォシュレットに絶対必要だと思う機能とあったら便利だと思うおすすめな機能を紹介します。
なお、この記事はあくまでブログ主である私の考えであるということをお断りしておきます。
ウォシュレットに絶対必要な機能
まずはじめに、ウォシュレットには絶対必要だと思う機能から紹介していきます。
瞬間式(瞬間湯沸かし方式)
ウォシュレット(温水洗浄便座)は、大きく2種類に分けられます。
ひとつは、瞬間式(瞬間湯沸かし方式)、もうひとつは、貯湯式です。
先に結論を申し上げますと、どちらを選ぶべきか検討しているなら、瞬間式の方をおすすめします。
ウォシュレット(温水洗浄便座)は、温水でおしりを洗う機能がついた便座のことですが、水をおしりを洗うために噴射するとき、ウォシュレットに中のヒーターで瞬間的に温めてから噴射するのが瞬間式、ウォシュレットのタンクの中で常にお湯を貯めておくのが貯湯式です。
瞬間式は、洗浄する瞬間にお湯を沸かす方式ですので、連続して使用してもお湯が冷たくなりません。また、使用するときだけ水を温めてお湯を瞬間的につくるので節電にも効果的です。
それに対して、貯湯式はその名の通り、常にタンクにお湯を貯めておく方式なので、いつも温かいお湯でおしりを洗浄できるのですが、タンクに貯まったお湯がなくなると、急に水になってしまうことがあります。
瞬間式、貯湯式のメリットとデメリット
それぞれの方式の違いによるメリットとデメリットですが、まずは、消費電力の違いです。
瞬間式はウォシュレットでおしりを洗うときだけ温める方式なので、そのときは大きな電力を消費しますが、それ以外のときは電力を消費しません。
貯湯式は、ウォシュレットの中のタンクに常にお湯を貯めておく方式なので、ウォシュレットの電源が入っている間は常に電力を消費します。
その結果、瞬間式のほうが電気代を抑えることができます。
しかし、私が瞬間式をおすすめするのは、節電ということよりも、温め方式の違いによるところが大きいです。
以前私は単身赴任先で、TOTOウォシュレットではありませんが、他社製温水洗浄便座の貯湯式をを使っていたことがあるのですが、お尻を洗っている途中で急に水になってしまったことが何度もありました。
私が単身赴任していたのは札幌でしたので、夏は我慢できても、冬にお尻を洗っている途中で急に水になってしまったときは、とても大変な思いをしました。
最も私が単身赴任先で使用していたのは、コスト重視でかなり安いものであったので、TOTOウォシュレットや、他社製でも、それなりのグレードの貯湯式がこのようなことになるかどうかはわかりません。
外出先や宿泊先でウォシュレットを使う際、瞬間式か貯湯式かを確認して使うことはありませんが、少なくとも、単身赴任先で使用したウォシュレット以外で急に水になったことはありませんので、まれなことなのかもしれませんが。。。
瞬間式は、連続して使用しても水が出てくることはありません。
その上、使用するときだけお湯を瞬間的につくるので節電にも効果的です。
ただし、価格は瞬間式の方が価格は高いことが多いので、購入費用を抑えたいとか、ウォシュレットはおしりふきの補助的に使うだけなら貯湯式でも大丈夫かもしれません。
でも、どちらにしようか迷っているなら、絶対に瞬間湯沸かし方式をおすすめします。
リモコン別のそでなしスッキリデザイン
前の章で、ウォシュレットはを大きく瞬間式(瞬間湯沸かし方式)と貯湯式の2種類に分けられるといいました。
しかし、見た目や操作方法を左右する面で、さらに2種類に分けられます。
ひとつは、ウォシュレットを操作するとき、便座の横にスイッチがあるタイプ、もうひとつは、リモコンを壁に設置するそでなしデザインです。
上の左の画像のウォシュレットには、便座の横にそでがついており、画像向かって左側(便座に座ったときには右側)に操作スイッチがあります。
右の画像のウォシュレットには、便座の横にそではありません。リモコンを壁に設置するタイプです。
この上の画像は、以前私が単身赴任中に使用していたウォシュレットですが、便座の左側にそでがあり、そこにスイッチがあるタイプでした。
どちらがおすすめかというと、リモコンを壁に設置するそでなしデザインタイプが絶対におすすめです。
リモコン別のそでなしデザインは、ウォシュレットの操作をしやすい上に、そでがない分、狭いトイレにも設置できます。さらに、トイレの便器や便座、床まで掃除もしやすくなります。
着座センサー
着座センサーは、便座に座るまでスイッチを受けつけない方式です。
トイレ掃除のときや、子どもが誤ってウォシュレットのスイッチを押しても、人が便座に座っていなければスイッチを受けつけません。
誤って洗浄スイッチを押してもウォシュレットから水が出てくることはありませんので、安心して掃除ができます。
脱臭機能
トイレの匂いは、たとえ家族の間でも気になるものですよね。
脱臭機能はいまのウォシュレットには、必須のものです。
また、脱臭方法も、自動行ってくれるもの、便座から立ち上がったら、パワーを強めて脱臭してくれるタイプもあります。
おすすめは、便座に座ったら自動で脱臭機能が働き、便座から立ち上がったら今度は、脱臭を強めてくれタイプです。これなら、脱臭し忘れを防ぐことができますし、次にトイレを使う人にも配慮ができます。
ただし、ひとり暮らしの場合はなくてもいいかもしれませんけど・・・。
ムーブ洗浄とおしりにやさしいやわらか洗浄機能
ウォシュレットにムーブ洗浄機能がついていない機種はほとんどないと思いますが、私が単身赴任中に使っていた機種にムーブ洗浄はついていませんでした。
単身赴任ということもあり、なによりも価格を優先したので、それは仕方ないことでしたが、やはりムーブ洗浄は絶対に必要だと感じました。
それともうひとつ、ウォシュレットでおしりを洗うとき、機種によっては洗浄力を最弱にしてもおしりが痛くなってしまうことがあります。
これには個人差があると思いますが、私の場合、おしりの調子が悪いときはできるだけやわらい噴射で洗いたくなります。
わが家のTOTOウォシュレット KFシリーズ「TCF8PF22」には、通常のおしり洗浄とは別に、やわらか洗浄機能がついています。
通常のおしり洗浄では、水が一直線でおしりに向かって噴射されるのに対して、やわらか洗浄では、水が幅広になっておしりに噴射されます。
TOTOウォシュレットにも、機種によってはやわらか洗浄機能(アプリコットではソフト洗浄)がついていない機種もあります。
また、パナソニック ビューティ・トワレには、洗浄する水の幅を広げる機能により、やわらかく洗浄できる機種があります。
洗浄力の強弱だけではなく、やさしくおしりを洗う機能はあった方がいいといいますか、必要な機能だと思います。
他にも、ウォシュレットのおしり洗浄機能には、洗浄位置の調節機能やムーブ洗浄・マッサージ洗浄(パナソニックはリズム洗浄)・ビデ洗浄等があります。
そのなかでも、ムーブ洗浄機能とやわらか洗浄機能は私にとっては絶対に必要な機能です。
ウォシュレットの購入を検討しているなら、ムーブ洗浄機能とやわらかくおしりを洗浄してくれる機能がついている機種をおすすめします。
あったら便利なおすすめ機能
つづいて、ウォシュレットにあったら便利なおすすめ機能を紹介します。
便ふた自動開閉
便ふた自動開閉機能は、ウォシュレットを買い替えるまでは要らない機能だと思っていましたが、いまではわが家ではなくてはならに機能というほどになりました。
上記の画像のように、トイレに近づくと便ふたが自動で開いてくれます。
わが家の場合、トイレが狭いため、トイレのドアを開けると自動で便ふたが開いてくれます。
トイレが終わった後は、ドアを閉めてしばらくすると、自動的に便ふたが閉まります。
便ふたの開閉をトイレが自動で行ってくれると、こんなにも便利なんだと感じています。
便ふた自動開閉機能は、あったら便利なおすすめな機能です。
この便ふた自動開閉はとても便利なのですが、ひとつ注意があります。
自動で便ふたが開くとき、便ふたが後ろにあるタンクにぶつかるので、タンクにはウォシュレット購入時に付いているクッションを貼り付けてください。
このクッションを付けていないと、便ふたがタンクにあたる音が気になりますし、便ふたにキズも付いてしまいます。
もしも、クッションを失くしてしまった場合は、ネット通販で購入きます。
便器クリーン機能(プレミスト)
TOTOウォシュレットのプレミスト機能は、トイレを使用する前に自動で便器にミスト(水)をふきつけて便器に水のクッションをつくることで、汚れを付きにくく、かつ、汚れを落ちやすくする機能です。
この機能のおかげで、便器に汚れが付きにくくなりました。
便器に汚れが付きにくくなることで、トイレ掃除の負担も軽減されますので、付いていればとても便利な機能です。
他社製品にも同じような機能がついているタイプがあります。
たとえば、パナソニックのビューティ・トワレには、泡コートでは、こびりつき汚れ・跳びハネ汚れ・輪じみ汚れといったトイレの3大汚れを便器面を泡でコーティングすることで守るというものです。
参考:Panasonic 温水洗浄便座 ビューティ・トワレ AWMシリーズ
これを私は以前ファミレスのトイレで体験したことありますが、便器が泡で覆われているので、確かに汚れは防いでくれるだろうと感じました。
TOTOウォシュレットのプレミスト機能は、泡で汚れを防ぐものではなく、便器にミスト(水)をふきつけて水のクッションをつくることで、汚れを付きにくく、かつ、落ちやすくするものです。
泡でコーティングした方が汚れは付きにくいでしょうが、ミスト(水)でも十分にその効果は感じられます。
便器クリーン機能(プレミスト)は、あったら便利なおすすめな機能です。
温風乾燥機能
温風乾燥機能は、これまでわが家ではウォシュレットには不要な機能ということで紹介してきましたが、いまではあったら便利なおすすめ機能だと思うようになりました。
ウォシュレットでおしりを洗ったあと、トイレットペーパーで水滴を拭うのが一般的な使い方だと思います。
しかし、トイレットペーパーで水滴を拭ったあとに、温風乾燥機能を使うと、おしりがサラサラになり、さっぱりします。
これは、わが家のウォシュレットには温風乾燥機能は付いていませんので、外出先で使ってみたときに感じた印象です。
また、私はおしりの調子が悪いとき、トイレットペーパーであまりおしりを拭きたくないのですが、おしりを温水で洗ったあと、軽くトイレットペーパーで水滴を拭ってから温風乾燥機能を使うとおしりへの負担も減り、トイレのあとにおしりが痛くなることが少なくなることがわかりました。
次にウォシュレットを買い替えるときは、温風乾燥機能付きのタイプも検討したいと思います。
最後に
多機能なウォシュレットほど価格は高くなりますので、必要な機能とそうではない機能をあらかじめ調べてから購入することをおすすめいたします。
また、以前のモデルには付いていた機能が最新機種には付いていないこともありますので、必要な機能の付いたモデルなら、最新機種にこだわる必要はないと思います。
なお、ウォシュレットの取り付けは説明書があればできるようですが、自信のない場合は取り付けをしてくれるお店で購入した方がいいでしょう。
その場合、取り付け手数料がかかりますが、安心してウォシュレットを使うことを考えたら致し方ないと思います。
我が家のウォシュレットの取り付けは、買い替えの度にお店でお願いしています。