この春、マムート(MAMMUT)のセオン・トランスポーター(Seon Transporter)を出張用バッグとして購入してから、リュックがとても便利であるということに気づきました。
これまでの私はビジネスバッグにリュックを選ぶということを考えたこともなかったのですが、セオン・トランスポーターを使ってから考え方が変わりました。
セオン・トランスポーターは、背負うことはもちろんですが、縦でも横でも手持ちができるので、移動時はリュックとして背負い、シチュエーションによっては横持ちすることもできます。
しかし、セオン・トランスポーターは、横で手持ちをする際、幅が52cmもあるため、日常使用では少し大き過ぎると感じました。
宿泊出張で使う分にはサイコーなんですが、出張以外で使うと、私には少し大き過ぎてしまいます。
そこで、普段使い用途として、リュックとしても使え、もう少し横幅が小さいバッグを探していると、すごく魅力的なモデルに出会い、購入しました。
それは、グレゴリー(GREGORY)のカバートミッション(COVERT MISSION)です。
グレゴリーのカバートミッションは、リュックとして背負い、普通に手持ちができて、ショルダーストラップで肩に掛けることができる3WAYのビジネスバッグです。
さらに、これは購入するまで知らなかったことですが、縦にも手持ちすることができるんです!
ということは、4WAYということになりますよね。
グレゴリーのカバートミッションを購入してから約2ヶ月経ち、平日はほぼ毎日使用していますので、それを踏まえてレビューをしていきます。
グレゴリーカバートミッションの製品概要
グレゴリーは、アメリカ生まれのバックパック専業ブランドです。
カバートミッションは、グレゴリーのビジネスバックシリーズのなかの「カバートクラシックシリーズ」に属するモデルです。
「カバートクラシックシリーズ」は今年モデルチェンジをし、本体の生地が変更されました。
下記はグレゴリーのウェブサイトからの引用です。
旧モデルではビジネスバッグでよく使用されている代表的な生地「1680Dバリスティックナイロン」を使用し、フォーマルな印象でした。
新しいモデルの本体には「330D コーデュラ・ナイロン」を採用。変更の大きな理由は軽量化の為です。
私としては、ビジネスバッグは軽い方がありがたいので、耐久性を保ったまま軽いのであればうれしい変更です。
生地の変更で従来モデルと比べるとカジュアルな印象になったようですが、同じブラックであれば近くで見なければわからないのではないでしょうか。
カバートミッションのスペック表
グレゴリーのウェブサイトに掲載されているスペックです。
重量は未記載でした。
容量 幅 高さ マチ 18L 42cm 28cm 11cm 素材:330D コーデュラ・ナイロン
マチが11cmと薄いので、購入される際には現物確認をした方が安心です。
グレゴリー カバートミッションレビュー
まずは、納品用段ボールを開けて中を確認した画像からです。
本体カラーはブラックを選びました。
今回、ネット通販で購入したのですが、購入前にお店で現物を確認していました。
しかし、そのお店にはブラックは在庫がなく、インディゴを見せてもらいました。
インディゴは落ち着いた感じのブルーで、グレゴリーのホームページで見るのとは少し印象が違い、私は気に入ったのですが、一緒にいた妻に即却下されました。
おじさんにブルーは似合わないという理由からです。
まあ、そう言われればそうかなあと私も納得していました。
そんなこともありましたが、ブラックの現物を見て、やっぱりブラックにしてよかったと私も納得しました。
外観
素材は、新素材の330D コーデュラ・ナイロンで、表面はツルツルしているマットブラックです。大きめのフロントポケットが付いています。
背中側のチェストベルト付きショルダーストラップです。
ショルダーストラップは収納することができます。
ショルダーストラップを完全に収納するとこのようにスッキリします。
さらに、キャリーバックに取り付けできるスマートスリーブ機能が付いています。
持ち手をまとめる皮製のハンドルが付いています。この皮製ハンドルですが、まだ新しいためか、まとめて手持ちすると皮の部分がゴワついて、持ちにくくなる印象があります。使い込んでいくうちに解決することを期待します。
カバートミッションのジッパーは信頼のYKK製です。メイン収納には2つの大き目なYKK製ジッパーが付いており、開閉はとてもスムーズです。ジッパーの先端には、長めのジッパープルが付いていますが、なくてもいいかもしれません。
バッグの底に底鋲は付いていませんので、直置きすると汚れが気になりそうです。
参考にMANHATTAN PASSAGEの「ウェルオーガナイズド ブリーフケース #7010」の底の画像をお示しします。
「ウェルオーガナイズド ブリーフケース #7010」の底には、鋲が5個付いており、直置きしたときに底が汚れにくく、かつ、衝撃を和らげてくれる効果があります。
縦持ち用の持ち手が付いており4WAY使用が可能
カバートミッションには縦持ち用の持ち手が付いています。
縦持ちができるので、電車内では重宝します。
少し細目の持ち手ですが、グレゴリー製ですので耐久性は大丈夫でしょう。電車に乗るとき等、背負っている状態から手持ちに切り替えるとき便利です。
カバートミッションは、リュックとして背負え、縦持ちと横持ちができ、さらにショルダーストラップで肩に掛けることができる4WAYのビジネスバッグです。
ショルダーストラップについては、次の付属品で紹介します。
付属品
カバートミッションには付属品として、肩掛用のショルダーストラップと小物を入れるためのマルチケースが付いています。
従来品のネットレビューでは、ショルダーストラップにパットが付いていないようでしたが、新製品にはパットが付いています。
マルチケースはPCのケーブルを入れるのに便利そうです。
上面にはメッシュポケットが付いています。ここにはUSBメモリー等を入れるとよさそうです。
内部構造
フロントポケットには、2つのポケットとペンホルダーを備えています。また、画像ではわかりにくいですがキーストラップも付いています(下の画像の赤丸部分)。
メイン収納スペースです。
カバートミッションのマチは11cmですので、大量の書類等を入れるのには適していません。
マチが18㎝のウェルオーガナイズド ブリーフケース #7010と比べるととても薄いです。
PC収納スペースに13インチのDELL XPSをPCスペースにを入れてみましたが余裕があります。PC収納スペースは背中側にあり、前面には保護パットが付いていて、PCの下側に当たる部分と背中側も厚めになっています。ただし、先ほどもお伝えしましたが、底鋲は付いていませんので、地面に直置きするときはPCへの衝撃がありますので注意が必要です。
PCスペースの前にはタブレットが入りそうなポケットが付いています。現在私はタブレットを持っていないので、トラベラーズノートのレギュラーサイズを入れてみましたが、横置きでしっかり入りました(下の画像のPCはレッツノートの10.1インチモデルです)。
カバートミッションの不満点と改良ポイント
ここまでグレゴリーのカバートミッションを紹介してきましたが、購入後に2つ、自分で改良というか簡単に手を加えました。
ひとつめはショルダーストラップを調整した後のヒモが余るので、「ソロ・ツーリスト テープバンド」を使って、余っている部分をまとめました。
下の画像の赤丸の部分が「ソロ・ツーリスト テープバンド」を使って、余っている部分をまとたところです。
反対側のショルダーストラップとチェストベルトのヒモもまとめました。
「ソロ・ツーリスト テープバンド」は、マムートのセオン・トランスポーターでも使用しました。そちらに使い方を掲載していますので、よろしければ参考にしてください。
2つ目の改良ポイントは、メイン収納部で小物がゴチャゴチャしてしまうため、対応としてメイン収納にバッグインバッグを入れています。
バッグインバッグのジッパーで開閉するメイン収納部には、A4のクリアファイルが入るので、貴重な書類等を入れるようにしています。
最後に
グレゴリーのカバートミッションを購入してから約2ヶ月、平日は毎日使用しています。
リュックはやはり便利だと実感して買ってよかったと思います。
仕事にリュックを使うことには賛否両論がありますが、私の場合、リュックが適していないシチュエーションはほとんどありませんので、移動が楽な方が好ましいです。
今回は手持ちをすることを想定して、3WAY(4WAY)のカバートミッションを選びましたが、次にビジネスバッグを購入するときは、リュックメインで考えようと思います。