これまで私は出張するとき、日数を問わず1泊であってもキャリーバッグとビジネスバッグを持つというスタイルでした。
荷物が多くても少なくてもキャリーバッグとビジネスバッグを使っていましたが、1泊で荷物が少なめのときはひとつにまとめたいと思い、いろいろ調べていたら私の用途にピッタリなものを見つけました。
それは、MAMMUT(マムート)のSeon Transporter(セオン・トランスポーター)です。
Seon TransporterはMAMMUTの本国スイスで通勤用バックパックとして製作されたものですが、ビジネス専用モデルというわけではなく、仕事道具を入れるスペースと仕事帰りに行くクライミング道具を入れるスペースが完全に仕切られているというモデルです。
私はクライミングには行きませんが、クライミングスペースに出張用の着替え等を入れれば仕事道具と出張道具を両方ともひとつのバッグに収められるのはないかと考えました。
Seon Transporterはリュックですが、上部にだけではなく、サイドにも持ち手が付いているので、横にして手に持つこともできます。
リュックが好ましくないシチュエーションの場合は、手持ちスタイルができるため、ビジネスバッグといってもいいでしょう。
今回は私が購入した、「MAMMUT(マムート) Seon Transporter(セオン・トランスポーター) 」のレビューをしていきます。
MAMMUT(マムート)とは
はじめにSeon Transporter(セオン・トランスポーター)の製造メーカーであるMAMMUT(マムート)についてですが、正直私は今回出張用ビジネスバッグを調べるまでMAMMUTという会社を知りませんでした。
ウィキペディアで調べてみると、MAMMUTはスイスの登山用品製造ブランドであり、MAMMUTはドイツ語で「マンモス」を意味するそうです。
参考
マムート・スポーツ・グループ – WikipediaWikipedia
MAMMUTのロゴマークはマンモスであり、Seon Transporterにもマンモスのロゴが描かれています。
私が知らなかっただけで、MAMMUTは登山をしている人やアウトドアが好きな人の間では有名なブランドのようです。
MAMMUTは、アウトドアブランドでは高級ブランドというポジションで、耐久性の高い製品を販売している信頼度の高いブランドのようでした。
Seon Transporterは私の用途にピッタリな製品であり、かつ、安心して購入できる製品であると思い、今回購入に至りました。
MAMMUT(マムート) Seon Transporter(セオン・トランスポーター)レビュー
まずは、納品用段ボールを開けて中を確認した画像です。
本体カラーはブラックです。
一緒に写っているのはSeon Transporter用として一緒に買ったチェストベルトとテープバンドです。これらは、Seon Transporterを買うにあたり調べているうちに必要ではないかと思い、一緒に購入しました。詳しくは後ほどご紹介します。
製品概要
製品概要・スペック
製品名:Seon Transporter
品番:2510-03910-0001-1171
容量 幅 高さ マチ 重量 26L 32cm 52cm 20.5cm 1100g 素材:
Main: 600D Polyester WP
Base: 840D Nylon JR Ballistic
外観
私が購入したSeon Transporter前面の色は黒です。
まずは、前面の画像です。
形はボックス型で、上部に「MAMMUT」と表示、下部にはマンモスのロゴマークが描かれています。
上部には手持ち用の持ち手が付いています。横にして持てるようにサイドにも持ち手があります。
サイドの持ち手をひっくり返すと製品名である「Seon Transporter 26」と表記されています。末尾の26は収納容量26リットルを表しています。
背中側です。
ショルダーストラップにもマンモスが描かれています。
内部構造
Seon Transporterには前面に「WORK」コンパートメントという仕事用の収納スペースと背中側に「CLIMB」コンパートメントというメイン収納スペースという2つの大型収納スペースがあり、それぞれに「WORK」「CLIMB」と表記されています。
「WORK」コンパートメントと「CLIMB」コンパートメントは、両方とも大きく開くことができます。
WORKコンパートメント
WORKコンパートメントはショルダーストラップのある背中側に位置し、その名の通りPCや書類等の仕事道具を入れる収納スペースです。ジッパーには開閉しやすそうな大きな持ち手つきジッパーが2つあります。
WORKコンパートメンを開くときは、ショルダーストラップを裏返す必要があります。
開くと背中側にPCマークとタブレットマークがあり、それぞれを別に収納することができます。反対側にはメッシュのポケットが2つあります。
PCスペースにDELL XPS13インチをのせてみました。
余裕があるので、もう少し大きなPCでも入るでしょう。
しかし、厚みがあるPCにはきつそうな印象があります。
ジッパーを全開しなくても上部からPCの取り出しができます。しかし、ショルダーストラップは裏返す必要があります。
CLIMBコンパートメント
CLIMBコンパートメントはSeon Transporterの製品コンセプトでは、仕事の後にクライミングジムで必要となる荷物を入れるスペースで、シューズの収納スペースがあることが特徴です。
私はクライミングには行きませんが、出張時の着替え等を入れるスペースとして活用したいと考えています。
CLIMBコンパートメントには大きな持ち手つきジッパーがひとつですので片方向にしか開くことができません。
向かって右側はマチが深く、このスペースに着替え等を収納します。上部のオレンジ色部分は、後述する貴重品用のポケットです。左側は上部に小さなメッシュポケットがあります。
右側下部にはクライミング用のシューズを入れるスペースがあります。シューズが入るスペースですので、ここもマチが深くなっています。電気シェーバーや化粧品、PC・スマホの電源やケーブル等をまとめて入れれば収まりがよさそうですね。
貴重品用ポケット
本体上部は貴重品用ポケットになっています。中央部には長財布や大き目の手帳等が入るスペースがあり、左右はパーテーションで仕切られています。
上の画像上部右側にはスマホマークがあり、下側はメッシュポケットになってします。メッシュポケットのジッパーにはゴムひもが付いているので開閉しやすそうです。
メッシュポケットの中には、キーストラップが付いています。
パーティションに仕切られているまん中は財布や手帳を入れるのによさそうです。試しにトラベラーズノートレギュラーサイズを入れてみましたが余裕で入りました。
フロントポケット
前面にはフロントポケットがあります。ジッパーにはゴムひもが付いていて、開閉しやすくなっていますが、入り口が狭く、あまり大きいものは入れにくい仕様です。
内部は外観とほぼ同じサイズですが、あまり厚いものを入れると膨らんでしまいそうです。
ポケット内部にはメッシュのポケットがあります。このメッシュポケットの開閉ジッパーにもゴムひもが付いており、開閉しやすくなっています。
Seon Transporterの不満点と改良ポイント
ここまでSeon Transporterを紹介してきましたが、購入前にネットのレビューを見ていて気になることが2点ありました。
ひとつはショルダーストラップを調整した後のヒモがとても長くて、電車のなか等で床に置いたときに人に踏まれる恐れがあるということです。
ふたつ目は、Seon Transporterのショルダーストラップにはチェストベルトがないため、横にして手持ちしたときにショルダーストラップがブラブラしてしまうことです。
これらの対策のためにSeon Transporter購入時に一緒に対策品を購入しました。
ショルダーストラップ調整ヒモの処理
Seon Transporterのショルダーストラップを調整した後のヒモは下記の画像のようにだいぶ長く余っています。このように床に置くと自分でも踏んでしまいそうですし、人にも踏まれてしまいそうです。
ショルダーストラップを調整した後に余るヒモを処理するために購入したのは「ソロ・ツーリスト テープバンド」です。
使い方は、この商品の中央部に余ったヒモに通して、内側にクルクル巻いてボタンで留めるというものです。
簡単に使えて、余ったヒモの処理は完璧でした。
上の画像、向かって左側がソロ・ツーリスト テープバンドでショルダーストラップ調整後の余ったヒモを処理したところです。
ショルダーストラップにチェストベルトを装着
リュックを背負ったときにショルダーストラップが必要かどうかは、購入前にはわかりませんでしたが、サイドで手持ちすることは多くなることを想定していましたので、このときにショルダーストラップがブラブラし過ぎると持ちにくくなると思われました。
上の画像ではわかりにくいですが、下側のショルダーストラップの背面が見えている通り、リュック本体からだいぶ垂れ下がっています。
見た目も悪いですし、階段等では地面にこすってしまいそうでした。
この対策には、チェストベルトを購入することにしました。購入したのは森製紐オリジナル チェストベルトです。
後付けのチェストベルトは、チェストベルトをしていないときにずれ落ちることがあるようですので、チェストベルトをショルダーストラップにきつく取り付けました。
チェストベルトを取り付けた後のヒモにも「ソロ・ツーリスト テープバンド」を取り付けました。
チェストベルトを付けてSeon Transporterのサイドの持ち手で持った状態です。
画像ではチェストベルト取り付け前と取り付け後であまり変化はないように見えますが、下側のショルダーストラップの垂れ下がりは軽減できました。
まだ実際にはSeon Transporterを使っていないので、チェストベルトがずれ落ちるどうかはわかりませんが、しっかり固定されています。
最後に
今回は出張用ビジネスバッグとして使うために購入したSeon Transporterを紹介しました。
出張を想定していますので、荷物も多く重くなるため、リュックでも使えるSeon Transporterはビジネスバッグの決定版といってもいいほどだと思います。
といいますか、Seon Transporterは本来リュックですので、持ち手の耐久性が気になりますが、MAMMUTですので心配はしていません。
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