このところ、アラビア数字インデックスの腕時計を探していろいろ迷っており、その状況を記事にもしていました。
アラビア数字インデックスは、好き嫌いが分かれるデザインだと思いますが、視認性に優れ、時計本来の目的である時間を見る・知るためにはとても優れています。
いろいろと迷ったあげく、アラビア数字インデックスの腕時計をやっと購入しました。
今回は、私が購入したMWC G10LM ノンデートモデルの欧州ダイアルをレビューします。
MWC(ミリタリーウォッチカンパニー)とは?
MWC(ミリタリーウォッチカンパニー)は、1974年にスイスのチューリッヒで設立された軍用時計専門メーカーであり、設立以来、世界各国の軍隊や特殊部隊、警察などに腕時計を供給しています。
MWCのもうひとつの特徴は、アメリカ軍やイギリス軍、ドイツ軍など、各国の軍隊で使用されていたヴィンテージのミリタリーウォッチをオマージュした腕時計を製造するメーカーということです。
オマージュとは、尊敬や敬意という意味で、単なるコピーではなく、MWCの腕時計は各国の軍隊のヴィンテージミリタリーウォッチに敬意を込めて製造しているということです。
ミリタリーウォッチが好きでヴィンテージのミリタリーウォッチを収集しているというマニアの方ならまだしも、普通の人にはヴィンテージの腕時計は取り扱いが難しい上、ちゃんと動かないものや防水機能がない、または機能が失われているものがほとんどなので、日常使用には向きません。
ヴィンテージやアンティークというものは、コレクターの方にとして集めて、飾っておくならいいですが、日常で使うにはとても敷居が高いものになります。
そのような中、MWCの腕時計は、現代の技術で各国の軍隊のミリタリーウォッチに敬意を込めて製造しながら、ムーブメントには日本製が多くのモデルに使用されていたり、その他のパーツ類は、ドイツ製やイタリア製のものが使われるなど、日常的に安心して使用することができます。
価格も良心的なものが多く、コストパフォーマンスが非常に高いので、腕時計の購入を考えているならば、検討しても損はないと思います。
MWC G10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルのスペック
MWC G10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルは、アラビア数字の12時間表記インデックスで日付表示がないモデルです。
<商品スペック>
・ケース素材:ステンレス
・ガラス材質:ミネラルガラス
・ムーブメント:クオーツ
・ケースサイズ:幅 35mm(竜頭除く)39mm (竜頭込み)、厚さ 11mm
・防水性:50m/165ft
・ベルト:18mm NATO ストラップ(ブラック)
ケースは横幅35mmというサイズで、現代の腕時計としては小さめです。
そこにアラビア数字のインデックスが醸し出すミリタリーチックな雰囲気が合わさり、何とも言えないくらいかっこいいデザインです。
また、ミリタリーウォッチらしく、NATOストラップが組み合わせれており、NATOストラップを気分によって取り換えて使えば、いつも新鮮な気持ちで装着できそうです。
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MWC G10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルの購入レビュー
それでは、私が購入したMWC G10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルを画像を交えて紹介していきます。
G10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルを選んだ理由
レビューの前に、今回私がG10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルを選んだ理由から説明します。
アラビア数字インデックスの腕時計を探し、いろいろ迷った挙句、G10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルを選んだのは、まず、視認性がとても良さそうに思えたからです。
老眼が進んで近くのものが見えづらくなってきて、腕時計を見るときも老眼鏡が必要になってしまい、時計本来の目的である時間を知るために見ることが億劫にも思えるようになったことが大きな理由です。
視認性だけで考えれば、ワンランク上のモデルのG10BHの方が少し大きいため、こちらを選ぶという選択肢もあったのですが、私が購入しようと思っていた時期にG10BHの多くのモデルが売り切れになっていたため、G10LMのラインナップから選びました。
日付表示窓がないノンデートを選んだのも、どうせ見えないのだからいらないだろうということからです。
12時間表記の欧州ダイアルを選んだのは、ノンデートモデルは12時間表記モデルしかなかったことが理由ですが、24時間表記モデルが存在していたとしても、どうせ小さい数字は見えづらいので12時間表記を選んだと思います。
購入し、実物を手にした今では、G10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルを選んで大正解でした。
G10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルの製品画像
ここからは、G10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルを画像を交えながら紹介します。
製品の化粧箱はシンプルです。
化粧箱の中もシンプルでした。
カンのケースに腕時計本体と保証書です。
ベルトはブラックのNATOストラップです。
夜光塗料(スーパールミノバ)は、長針・短針・秒針の先端・1から12時の外周と12時位置のアワーマークに塗られており、緑色に見える部分がそれになります。
ケースはステンレス削り出しで、リューズガードに向かって滑らかな曲線を描いたデザインです。
リューズガードの反対側を見ても継ぎ目がないステンレス削り出しであることがわかります。
裏面は、ポリッシュ(鏡面)加工されたスクリューバックです。
風防はドーム型のミネラルガラスです。
MWC G10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルの精度
実際にMWC G10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルを約1週間使用しての感想ですが、ほとんど狂いはありませんでした。
一般的なクオーツは、平均月差±15秒程度のものが多いのですが、ほとんど狂いがないのは驚きです。
クオーツの精度については、これからも確認していきたいと思います。
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MWC G10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルの装着画像
ここからは、MWC G10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルを私が実際に装着した画像を紹介します。
参考に私の手首は17.5cmです。
横幅35mmというケースサイズは絶妙なサイズだと感じました。
少し厚く見えますが、厚さは11mmです。
Yシャツの袖口にも余裕で収まります。
最後に
今回は、私が購入したMWCのG10LM ノンデートモデル 欧州ダイアルを紹介しました。
G10LMは、MWCのラインナップの中ではミリタリーウォッチの入門機とされている低価格モデルです。
しかし、ステンレス削り出しケースやクオーツの精度、そして抜群のサイズ感も合わさり、所有欲を十分に満たしてくれる腕時計だと感じました。
G10LMはミリタリーウォッチですので、その生い立ちとしてラフに使われることが前提となっています。
高級な時計だと、ドアや机等に少しでもぶつけたりするとテンションが下がってしまうことがあると思いますが、G10LMはぶつけられることも想定内といった腕時計ですので、使い倒すことで味のあるものに仕上がっていくと思います。
これから、NATOストラップを気分によって取り換えながら愛用していきます。
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