ORIENT Bambino(バンビーノ)SAC00004B0を購入した理由は、国産の機械式腕時計であることと、予算内で購入できる価格であったこと、そしてデザインが気に入ったからです。
購入してすぐにベルトを交換しましたが、こちらも気に入っています。
購入してから約1ヶ月、平日はほとんど毎日装着しており、買ってよかったと思っていますが、少し気になることも出てきました。
今回は、Bambino SAC00004B0の2回目のレビューをしていきます。
ORIENT Bambino SAC00004B0のスペック
まず、ORIENT Bambino SAC00004B0のスペックは次のようになっております。
駆動方式 | メカニカル 自動巻(手巻つき) |
ケース材質 | ステンレスケース |
ガラス材質 | クリスタルガラス |
防水 | 日常生活用防水(30m) |
サイズ | 横幅 40.5mm |
厚さ | 11.8mm |
ラグ幅 | 21mm |
駆動期間 | 約40時間 |
その他特徴 | 秒針停止機能 カレンダー(日付) |
スペック表にはないBambino SAC00004B0の特徴は、ドーム型のクリスタルガラス、ボンベ文字盤、分針と秒針先端が曲げ加工処理され、クラシカルなデザインになっていることでしょう。
ケースはステンレススチールで、ブラックダイヤルにシルバーインデックス、時針・分針・秒針もシルバー、バンドは黒革です。
私が購入前に気になっていたこととしては、サファイアガラスではないこと、ケースサイズの大きさ、ステンレスケースにコーティングがされていないことでした。
Bambino SAC00004B0 1ヶ月使用してのレビュー
Bambino SAC00004B0を購入してから、平日はほとんど毎日装着し、約1ヶ月使用しました。
Bambino SAC00004B0は実勢価格が、税込で21,000円前後ですので、すべてが高品質な腕時計ではありません。
やはり価格なりという部分はあります。
たとえば、先に私が購入前に気になっていたこととして書きました、サファイアガラスではないこと、ステンレスケースにコーティングがされていないことです。
しかし私は、妥協しまくってBambino SAC00004B0を購入したのではありません。
Bambino SAC00004B0を購入する前の記事でも書きましたが、国産機械式腕時計で、予算3万円以下の腕時計という条件のなかで、私が最も欲しいと思ったのが、Bambino SAC00004B0だったのです。
購入して約1ヶ月が経ち、その思いはいまも変わりません。
でも、実際に使ってみて、想定内だったことと、想定外だったことがありました。
次からは、ひとつずつそのことを書いていきます。
クリスタルガラスは考えていたよりもキズが付かない
Bambino SAC00004B0を購入する前、一番心配であったことが、ガラスがサファイアガラスではないことでした。
使用をはじめて約1ヶ月の間に、ガラスを硬い場所に思いっきりぶつけたことはありませんが、テーブルや机などに何度か軽くぶつけてしまいました。
しかし、いまのところはガラスにキズは付いていません。
まだ使用して1ヶ月ですが、あまり心配する必要はないと思うようになりました。
私は、サファイアガラスではないガラスは、すぐにキズが付くものだと思い込んでいましたので、これは想定外でした。
これから長く使い続ければ、キズが付くこともあるでしょうが、それはそのときに考えればいいでしょう。
ケースはやはり大きい
ケースサイズの大きさ、横幅40.5mmです。
私の腕周りのサイズは17.5cmですが、40mm超えのケースは装着すると少し大きく感じます。
下記に、セイコーセレクション SBTM217を装着している画像を掲載しますが、比較するとBambino SAC00004B0の方が大きいです。
なお、SBTM217のケース横幅 37.8mmです。
Bambino SAC00004B0と比べ、SBTM217のケース外周は厚みがあるので、文字盤部分だけを見るとさらに大きさに差があるように感じます。
大きさについては、購入前からわかっていたので、想定内なのですが、私の腕周りを考えた場合、SBTM217の方がベストサイズだと思います。
ステンレスケースにキズが付いた
ケースの表面にはキズは付いていませんが、裏ぶたにキズが付きました。
少し長めのキズですが、とても浅いキズです。
iPhoneで写真を撮ったのですが、キズとわかるようには写りませんでした。
ですので、画像はありません。
目視でも、ほとんどわからないというか、見る角度によって見える程度のキズです。
ステンレス磨きクロスを試してみようと思っていますが、装着時は見えない場所ですので、いまは気にしないようにしています。
暗い場所での視認性は悪い
Bambino SAC00004B0の針やインデックスに夜光塗料は塗られておりません。
また、文字盤が黒で、シルバーの楔(くさび)形インデックスに、シルバーのドルフィン針の組み合わせであるせいか、暗い場所での視認性は悪いです。
というか、ほとんど文字盤が見えないことがあります。
下の画像は、昼間の立体駐車場の車内で撮影した画像ですが、文字盤全体がまっ黒で時間はわかりません。
カレンダー部分は白いので、認識できますが、時間はまったくわかりません。
しかし、このことはネットショップのレビューやクチコミでも指摘されていたことですので、想定内です。
私は黒の文字盤の腕時計が好きなので、この時計を選んだわけですから致し方ないことだと思っています。
ケースの溝にホコリが溜まる
購入するまで実物を見たことがなかったので、考えてもいないことでしたが、Bambino SAC00004B0のケースには溝があります。
とくに、上の画像の赤丸の部分は、数日なにもしないと、ホコリなのかゴミなのかわかりませんが、入り込んでいます。
腕時計を外したあと、クロスで全体を拭くようにしているのですが、この部分は、クロスで拭いても取れないのいで、爪楊枝でかきだそうとしましたが、うまくいきませんでした。
腕時計のメンテナンス方法を調べてみると、使い古した歯ブラシを利用しているものがありましたが、私は使い古しの歯ブラシを使う気にはなれなかったので、腕時計用のブラシの購入を考えました。
しかし、腕時計用のブラシは毛の素材が豚や馬というだけで、その他は特別なものでもなさそうだったので、毛の素材が豚や馬等の新品の歯ブラシで代用することにしました。
この歯ブラシは薬局で買ったのですが、毛の素材は馬と山羊の混合素材です。
ブラシの中央部の毛が両端に比べ、少し短くなっているのが気になりますが、使ってみるとあまり問題はありませんでした。
実際に指で触ると、毛の部分はとても軟らかいのですが、使いはじめる前はケースやガラスにキズを付けてしまうのではないかと、心配でした。
しかし、いまのところ歯ブラシでブラッシングをしたところにキズはついていません。ケースやガラスにもキズは確認できません。
目視でキズは見えないだけで、顕微鏡等で見れば付いているかもしれませんが、そんなこと言ったらどんなブラシを使っても同じことだと思うので、考えないようにしています。
※ここで紹介した方法を行った場合、時計にキズを付けてしまうかもしれません。もしも同じ方法を行い、時計にキズが付いてしまっても、当方では責任を負いかねます。同じ方法を行う場合は、自己責任でお願いいたします。
日差は毎日装着で5秒程度、2日装着しないと止まる
Bambino SAC00004B0は、機械式腕時計ですので、時間はいつも正確というわけではありません。
商品に付属していた説明書には、「ぜんまいが十分に巻き上げられた状態で約40時間動きます。精度を保つためには1日8時間以上携帯することをおすすめします」と記載されています。
私の個体は、平日は毎日8時間以上装着して、日差5秒程度、土・日装着しないと、日曜の夜には、止まっています。
土曜の朝、時間を合わせて、そのまま装着しないで、日曜日に時間を確認すると、数秒遅れていることもあります。
説明書通りに動いているので、十分安定していると思います。
もう少し駆動期間が長ければうれしいのですが、致し方ないところですね。
最後に
今回は、Bambino SAC00004B0を購入してから約1ヶ月のレビューをしてきました。
購入前は心配なこともありましたが、いまは買ってよかったと思っています。
そして、この価格でこの精度の腕時計をつくるORIENTという会社をとても好きになりました。、
ORIENTは、セイコーエプソンの関連会社になってしまいましたが、これからもORIENTらしい独自色のある腕時計をつくり続けて欲しいと願っています。